会社概要

Company

はじめまして、ひだか和紙です。
世界一薄い和紙、土佐典具帖紙(from 1.6g/m² to 150g/m²)を漉き続けながら、
世界中の絵画や仏像などの文化財修復を支えています。
創業から74年、これまでもこれからも和紙一筋を貫きます。

商号 ひだか和紙有限会社
創業 昭和24年4月
設立 昭和62年8月
所在地 〒781-2152 高知県高岡郡日高村沖名3486-1
TEL 0889-24-7857
FAX 0889-24-7858
Email info@hidakawashi.com
事業内容 楮(コウゾ)和紙、和紙製造・販売

創業74年、和紙一筋を貫きます。

Concept

感謝する企業

お客様に感謝します。

仕入れ先様に感謝します。

仲間に感謝します。

ひだか和紙は土佐典具帖紙の手漉きから、時代のニーズにそえるよう伝統の原料処理を活かし、和紙製造一筋に取り組んでまいりました。

常に変化するお客様の厳しい要求に挑戦し、解決し、そして自社の技術的グレードの向上や新しい技術の開発に努め、小さいながらも特色のある抄紙メーカーに育てて頂きました。

製紙ではなく、和紙。私どもの社名には、その紙へのこだわりが込められています。これからも新技術・新素材にチャレンジしつつ、お客様のご満足をお約束できる企業をめざします。

古き、良き、新しき紙

ひだか和紙の土佐典具帖紙は機械漉きながら、一見、手漉きかとみまがうほど。お客様から、こんな嬉しい評価をいただきます。機械漉きも手漉きも、その漉き方は原理的には同じです。

それを可能にしているのは、手漉きの典具帖紙の原料処理技術があったからこそ。良い紙になるのは、この原料の処理で決まると職人たちは言います。ひだか和紙では今も紙を漉く段階までの下準備は手漉き和紙の時代とほぼ同じ。楮の心、水の心、手の心で手間を惜しまず、ストイックなまでに水洗い処理や丁寧なちりとりを徹底的に繰り返しています。

典具帖紙から今までにない新しいテイストの独創和紙まで、これからも古き、良き、新しき紙を作っていきます。

真摯に受け止めて、それを実現していく

世界で最も薄いといわれる和紙は、実は「こんなのをつくってほしい」というご利用者様の要望がきっかけとなって生まれた製品です。お客様はいつも利用している和紙について様々なご意見くださいます。

その要望に対して、ひだか和紙の職人たちは作り手魂に火がついたのか、絶対に要望に応えると目の色を変えて試行錯誤を繰り返します。ユーザーの声を真摯に受け止めて、試行錯誤を重ねた結果生まれたのが、この世界一薄い和紙です。これからもできる限り要望にも応え、応えられるまでやり続ける。そして実現していく会社であり続けたいと思っています。

世界一薄い紙を漉きます

土佐典具帖紙は、「かげろうの羽」と形容されるほどの薄さを誇る楮紙で、薄くて粘り強い紙質が特徴です。現在、私どもがお届けしているのは一平米あたり2.0グラム。わずか0.02ミリの世界一と言われる極薄紙です。

これほど薄い紙を機械漉きできるのは弊社だけの抄紙技術。原料処理、機械の調整技術など、すべてのバランスがとれていなければ、たちまち破れて漉くことができなくなってしまいます。繊細に漉かれた私どもの典具帖紙は、傷んだ絵画や書物、仏像などの文化財修復をサポートする紙として国内だけではなく、アメリカやヨーロッパ、中東など世界中で使われています。

塩素未使用の漂白紙

ひだか和紙は薄さだけではなく、神々しいばかりの紙の白さにもこだわります。お客様の「未晒しに近い白い紙を」というニーズから生まれた私どものオリジナル漂白技術です。一般的に紙は塩素漂白されていて、それが残留塩素として紙に残り、黄ばみや変色・絵の具の変化・劣化の原因にもなってしまいます。それでは古文書や美術品の修復には適しません。私どもの紙は塩素未使用だから残留塩素量はほとんどゼロ。さらに丁寧な水洗いを繰り返すことで中性の未晒しに近いpH7の弱アルカリ性を実現しました。蛍光染料も未使用。大切な記憶、記録の長期保管用や修復・補強に最適な和紙として、四国経済産業局から「伝統の土佐和紙に新たな原料処理方法を施したオリジナル和紙の開発と販路開拓」したとして認定証もいただきました。これからも修復分野をサポートしていく紙として技術を深めていきます。

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